最近、三井住友カードが「ナンバーレスカード(NL)」という新しいクレジットカードを市場に投入しました。
このカードについて「ナンバーレスカードは本当に使い勝手がいいのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。この記事では、ナンバーレスカードの利点と潜在的なデメリットについて、私の体験をもとに詳しく説明します。
主な特徴:ナンバーレスカードの安全性
ナンバーレスカードの一番の特徴は、カード表面に番号が印字されていないことです。これにより、公共の場でカードを使用しても、他人に番号を見られる心配がありません。カード番号は専用のVpassアプリを通じて確認することができ、スマートフォンがあればいつでもアクセス可能です。
以下はナンバーレスカードの主な利点です:
・ カード番号の非表示によるプライバシー保護
・ 年会費が無料
・ タッチ決済の対応
・ 特定の小売りで最大7%のポイント還元
・ SBI証券を通じた投資信託の積立が可能
年会費無料のメリット
ナンバーレスカードは、多くの三井住友カードとは異なり、年会費が完全に無料です。これにより、カードを手軽に維持でき、さらに家族カードも無料で提供されます。
タッチ決済の利便性
このカードは、VISAタッチ決済およびMastercardコンタクトレス決済にも対応しています。カードには、これらの機能を示す波形のアイコンが付いており、対応店舗でカードをかざすだけで支払いが完了します。これは従来のカード決済よりもずっと迅速で便利です。ただし、一部の店員がこの支払い方式を知らない場合もあるため、事前に「カード払いで」と一言添えるのがおすすめです。
高い還元率を提供する店舗
ナンバーレスカードの大きな利点の一つに、特定のコンビニや飲食店でスマートフォンを使ったタッチ決済を行うと、通常の0.5%から追加で6.5%のポイントが還元され、合計で7%の高い還元率を享受できることがあります。これには以下のような店舗が含まれます:
・ローソン
・セブン-イレブン
・ポプラ
・ミニストップ
・ドトールコーヒーショップ
・エクセルシオール カフェ
・マクドナルド
・モスバーガー
・サイゼリヤ
・ガスト
・バーミヤン
・ジョナサン
・夢庵
・しゃぶ葉
・その他すかいらーくグループ飲食店
・すき家
・かっぱ寿司
・はま寿司
・ココス
・セイコーマート
物理カードのタッチ決済を使用すると5%の還元となりますが、スマートフォンを用いたタッチ決済で7%の還元を得ることができるため、後者の方法が推奨されます。
対象のコンビニ・飲食店で還元率が高い
個人的に三井住友カードナンバーレスを使う際に便利だと感じるのは、SBI証券での投資信託積立に利用できる点です。
月に5万円までの投資信託積立支払いには、三井住友カードナンバーレスが使用できます。
単に資金を移動するだけでなく、カード払いが可能であり、しかもポイントが貯まるので非常にお得ですね。
三井住友カードナンバーレスのポイント還元率は0.5%とそれほど高くありませんが、現金で積立してもポイントはつかないため、もらえるポイントは確実にお得だと言えます。
月に5万円積立すれば、250ポイントが貯まります。1年間で60万円を積立すれば、3,000ポイントも獲得できます。
投資信託の運用においては、三井住友カードナンバーレスを使用するか現金で行うかに関わらず、同じです。そのため、三井住友カードナンバーレスを使わない理由はありません。
私は別の三井住友カードを持っているため、SBI証券での投資信託積立にはそちらを利用していますが、もし他に三井住友カードを持っていない場合は間違いなくナンバーレスを選ぶでしょう。
貯めたポイントはどう使うのがお得?
三井住友カードナンバーレスを利用すると、Vポイントが獲得できます。
これらのVポイントをどうやって有効活用するかは重要なポイントです。
Vポイントは他のポイントと交換することも可能ですが、多くの場合、レートが低下してしまいます。そのため、ポイントを有効に活用する際には以下の方法がお勧めです:
・ SBI証券での投資信託購入
・ プリペイドカードへのチャージ
・ キャッシュバック
これらの方法を使うと、1ポイントを1円で利用できます。
また、ANAマイルに交換する場合は1ポイントあたり0.5マイルとなり、レートはあまり高くありません。他のANAカードを持っていればレートが向上しますが、年会費が発生することも考慮する必要があります。
ソラシドエアカードを持っているとお得に
さらに注目すべき点として、ソラシドエアカードを保有している場合、Vポイントをソラシドエアのマイルに交換できます。
しかも、1ポイントを2マイルに交換できるという非常にお得なレートです。特に沖縄や九州への旅行が多い場合は、大変お得になります。
神戸・名古屋・東京からソラシドエアの便が出ているため、これらの地域に住んでいる方は検討する価値があります。
Vポイントを5,000ポイント貯めると、ソラシドエアのマイルが10,000マイルになります。この10,000マイルを利用すれば、時期によっては往復の航空券を無料で手に入れることも可能です。航空券の価格を考えると、そのお得さが一目瞭然ですね。
ちなみに、年間で10万円のコンビニ利用をすることで、Vポイントを5,000ポイント貯めることができます。これを利用すれば、往復の航空券に換算すると非常にお得です。
最後に
三井住友カードナンバーレスの最も優れた使い方は、SBI証券での投資信託積立に利用することです。
私の個人的な意見としては、SBI証券での投資信託の積立に最適であり、年会費無料であるため、その利便性だけでも十分に持つ価値があると考えています。
SBI証券での投資信託積立を考える場合、三井住友カードナンバーレスは必須のクレジットカードだと思います。他のハイクラスなカードを持ちたいという理由がない限り、ナンバーレスカードで十分です。